2011年6月15日水曜日

学習の障害を排除(その9)

リスニングの練習では、わからないなりに聴くことと、トランスクリプトのある音声をしっかり聴くことの両方をやりたいものです。

聴くだけの練習はデジタルオーディオプレーヤー(DAP)があればよいのですが、トランスクリプトのある音声となると簡単にはいきません。まず入手が大変ですし、実践するには、たとえばDAPと書籍の両方が必要で、かさばって持ち歩きに支障が出てしまいます。

この障害を解決してくれるのが、Kindleの読み上げ機能、Text-to-speachです。Kindleひとつでテキストも音声も同時に手に入ります。オーディオブックと書籍のふたつを買ったりする必要もありません。

Text-to-speechは、男性、女性の2種類の声で読み上げてくれ、速度も3段階で切り替えられます。私には通常のスピードでも速いと感じられますが、遅くして聴けば問題ありません。

Amazon.comで販売されている電子書籍にはText-to-speechが禁止されているものもありますが、思ったよりもかなり多くの書籍でこの機能が利用できます。自分で用意した、いわゆる「自炊」コンテンツは、もちろんText-to-speechが可能です。

使い方次第で、シャドーイングやオーバーラッピングにも使えます。シャドーイングの場合、テキストは答え合わせのように使えます。オーバーラッピングは、読み上げられた音声にかぶせて、テキストを読み上げます。

このように、KindleのText-to-speechは、ぜひ使いたい有用な機能です。

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